辻整形外科クリニック
<MIS極小襲人工股関節手術>
MIS極小侵襲人工股関節手術(最小侵襲人工股関節手術)は、今から10年以上前の1990年代前半からアメリカで次第に行われるようになってきておりました。当院でもアメリカ人の知人の先生のアドバイスにより1993年より試験的に一部の患者さんに導入しており、日本のどこの大学病院整形外科よりも早くMIS最小侵襲人工股関節手術への取り組みと手術の施行を開始いたしました。当院ではMIS用の手術機械がメーカーから支給される前の、平成14年(2002年)より、新手術アプローチの考案により極小切開のMIS最小侵襲人工股関節手術(極小侵襲人工股関節手術)をほぼ全例の人工股関節手術に際して行うようになりました。 6〜9cmの小皮切(=小さな皮膚の切開)で人工股関節手術を行って、皮膚の切開が小さいばかりでなく、股関節周囲の筋肉や組織も、一般手術に比べて保護されますから、手術後麻酔から回復したらすぐに車イスに乗ったり、全荷重歩行訓練を開始することができ、2週間ほどでの早い退院も可能です。
当院では人工関節設置部を直視下に置くMIS最小侵襲人工股関節手術を人工股関節手術のほぼ全例に行うようになって、もう既に満5年が経過しました。術直後の短期的なMIS手術の優位性のみならず、従来手術とMIS最小侵襲人工股関節手術の患者さんの術後の長期成績の差も明らかになってきました。従来手術では人工股関節手術後にも歩行時に体がひょろつく跛行が見られることが多かったのですが、MIS最小侵襲人工股関節手術では手術後に跛行が全く見られない完全な歩行容姿の患者さんが過半数を占めるようになってきています。
特殊機械不要な新手術アプローチにより、人工関節設置部を完全に直視下にすべて見ることができるようにして手術しています。(パソコンのサイト(www.tsujihosp.com/mistha.htm)にはMIS極小侵襲人工股関節手術の写真を供覧してあります。(手術写真が大丈夫な方のみご覧下さい。))これによって不要な操作なしに、正確に正しい位置に人工関節を設置できます。無理に傷を小さくすることなく、MIS極小侵襲人工股関節手術の手術創で必要十分な視野が得られて安全確実正確な手術を行えます。この手術方法では、MIS手術ができないからいきなり大皮切手術に転換して、麻酔から覚めたら大きく切られていたということはありません。最低限必要なだけ2〜3cm皮切を延ばす程度で対応できます。THAのナビゲーションシステムに関しては、通いなれた通勤路にカーナビが不要なのと同様に、熟練した術者にはナビゲーションはほとんど不要ですが、必要な場合は、イメージ・インテンシファイアー(透視装置)を用いて100%正確な実像による確認を行います。マスコミはほとんど報道していませんが、実際は、コンピューターで作られたバーチャル・イメージ(仮想イメージ)であるナビシステムではカーナビ同様の狂いが生じることが学会でもよく報告されており、実際に直視下や透視下に行う手術より精度が落ちます。また、ロボット手術については、小皮切のMIS手術は不可能で、手術が簡単なステム側だけにロボットを使えますが、骨移植などを伴って難しい方の臼蓋側は外科医が手術を行います。
人工股関節手術は一番最初に受ける手術であなたの残りの一生の善し悪しが決まります。全国の各社会保険事務所から2004年に読売新聞社に情報開示公開された2003年度の人工関節手術件数では、当院は1人の専門医師が手術を行う法人立の医療機関として最多の手術件数があります。 当院での手術は人工関節手術専門の整形外科医としての経験年数25年の院長辻 俊一がすべて執刀し主治医となりますのでご安心下さい。
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