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ANS-9010 と Windows 7  


ANS-9010 や SSD に Windows 7 RC 7077 をインストールし、起動時間の測定と performance の測定を行いました。
(Beta から Release Candidate への変更点は Microsoft のホームページに記載されています。)

使用した実験用パソコンのスペックは次の通りです。
 CPU: Core 2 Duo E8600 3.33GHz, 1333MHz FSB, 6MB L2 cache
 RAM: Samsung M378T5663RZ3-CF7 DDR2 PC6400 2GB × 4枚
 Northbridge: Intel P45
 Southbridge: Intel ICH10R
 Motherboard: GIGABYTE EP45-DS3R
 Boot drive: ANS-9010 (および SP032GBSSD650S25 *1)
 Graphics: GIGABYTE GeForce 7300GS (nVIDIA 7300GS) (および RADEON HD 4870 GDDR4 512MB の特価品 *2)
 Powered by: GOURIKI-P-550A
 Power switch: AINEX KM-01
 OS: Windows 7 RC Build 7077 (4/8/09)
 *1 *2 は比較時のみ使用しました。


最初にANS-9010を 1 portで利用しWindows 7 RC Build 7077をインストールしてみました。考える時間を差し引いて10分40秒でインストールできました。設定する項目も少なく高速だったので、この時点でANS-9010に12分でインストールできたLinux ubuntuに似ているなと思いました。他に似ていた点はiconが同じような大きめのサイズとなり、また、「Administrative Tools」のiconもLinuxのFedora Core1の「サービス」設定のためのiconの歯車をデザインしているところが似ていると思ったし、「Windows Explorer」が最初からタスクバーに納められて使いやすくなっている点もubuntuで「場所」がタスクバーに納められていて使いやすい点と全く同じだと思いました。

Windows 7をインストールして、追加でFAT32のDドライブを作成した後のDiskの状態をDisk Manegementで調べてみました。

Primary partitionには100MBのNTFSの「System Reserved」(=「システムで予約済み」)が作られており、こちらのみがactiveとなっていて、この領域はWindows Explorerからは見えないようになっていました。
「C:」ドライブもPrimary partition内に作られていました。
その他のドライブは拡張領域が作られた後で、論理ドライブとして「D:」 ドライブが作成されていました。
上記のような構造なので、バックアップや復元の際には注意が必要で、もし、他のOSのactiveな領域にWindows 7 RCを実験的にインストールしたとして、RCの使用期限が到来して後で元のOSにまた戻そうとした場合に、「System Reserved」は100MBしかないので、activeでないpartitionにしか元のOSを復元できないので、activeな「System Reserved」が残存してしまい、1台のHDDしかない場合にHDDを完全に元の状態にできなくなるように思いました。

HDDを取り出さないと元に戻せないのは面倒なので、ちょっと実験をしてみました。WinXPのPCのCドライブにWin7をクリーン・インストールしました。すると、もちろん、上のComputer Managementのように「System Reserved」と「C:」ができました。その後、Win7の「C:」にWinXPを元のサイズより小さくして、activeになるようにして復元してみました。すると、「System Reserved」はactiveではなくなり、WinXPを立ち上げることは可能でした。しかし、「System Reserved」は、HDDに残存していてXPにとっては無駄な領域となるので、今度は立ち上げたXPのDisk Manegementを用いて「System Reserved」を削除してみると、ちゃんと完全削除することが可能でした。その後、再度、元のprimary partitionにWinXPを元のサイズで復元すると、システムもHDDの内部も完全に元に戻すことができました。

メーカー製のノートPCなどでは今言った注意が必要ですが、自作デスクトップならHDDをはずして別のPCでprimary partitionを完全に削除してから元のOSを復元すればよいので問題ありません。
Windows 7を用いたWindows 7の「C:」の復元については、「System Reserved」に変更を加えずに「C:」のみに変更を加えて復元実験してもWindows 7はちゃんと立ち上がりました。(MBRももちろん変えない。)

「System Reserved」にはドライブレターを当てずに中が見えないようにしてあります。見えないと中がどうなっているのか、ますます気になってきます。そこで、上記のWinXPに戻してみる実験をした際に、「System Reserved」にドライブレターを付けてみました。すると、下記のような内容がWinXPで見ることができました。それぞれのフォルダーの中には「bootmgr.exe.mui」という74KB〜90KB程度のファイル1つが入っているだけです。ここにはブートマネージャーがあり、Windows 7を起動するとまずここを読み取って次にシステムドライブを読みとるようです。ドライブ1つでWin7をクリーンインストールすると上のようなプライマリ・パーティション内に2つのパーティションが作られましたが、HDDとSSDを接続してSSDにWin7をインストールしてみたら、HDDに「System Reserved」ができて、SSD内にシステムドライブができました。SSD内のシステムドライブのみを別のSSDにコピーして起動してみましたがSSD単独では起動せず、HDD内のブートマネージャーは起動にぜひ必要な場所とわかりました。SSDなどにWin7をインストールしてバックアップをとる予定の方は、OSインストールの際に初めからSSDのみを接続しておいた方がバックアップの作成が簡単そうです。

「System Reserved」内に「System Volume Information」も入ってはいましたが、システムが立ち上がってしまったあとに関してはまあたいしたものはRCに関する限り「System Reserved」内には入っていませんでした。 Primary avtiveになっていたのでちょっと気にかかった「System Reserved」(=「システムで予約済み」)は、BitLockerというドライブ暗号化機能の場所という意見もありますが、Windows 7 Home Premium でも作成されるし、Windows 7 Ultimate でも作成されないこともあるので、私はブートマネージャが起動をコントロールする場所だろうと推測し、バックアップをとる際にも必ず必要な場所で注意が必要でした。

「システムで予約済み」は100MBとして作られることが多いけど、200MBで作られることもあるし、作られないこともある。
「システムで予約済み」を作りたくない場合は、従来3つの方法が知られていた。
第1の方法はSystem Reservedの領域とCドライブにする領域を共にformatしたあとでSystem Reservedのpartitionを選択した状態で「拡張」を実行して2つのpartitionを1つにし、その1つになったpartitionを再度formatしてOSをインストールする方法。
第2の方法は、System Reservedの領域とCドライブにする領域の2つができてしまった場合に、Cドライブにする領域を削除し、System Reservedの100MBの領域を求めるサイズに「拡張」してそこにOSをインストールする方法。
第3の方法は、すでにOSインストール済みの方のための方法ですが、System Reserved内のデータをすべてCドライブ内に移動しSystem Reservedを削除してCドライブ用のpartitionをactiveにするのですが、このままでは起動しなくなるので、Windows 7のインストールDVDからブートし、「コンピューターを修復する」を選択して「スタートアップ修復」を行うと、問題点が見つかりましたというメッセージが出てそれを修復して起動可能とする方法。

これらの方法は理論的にも実験で確認してもすべてうまくいくのですが、理論的に不十分な条件下でも試してみたら他にもうまくいく方法があることがわかりました。それは、Windows 7のインストールDVDからブートし「新規インストール」を選択してactiveな100MBのSystem Reserved用の領域とCドライブ用のactiveでない領域ができたとします。単にこのactiveな100MBの領域を削除してactiveでない領域のみをformatしてOSのインストールを開始すれば、インストール後にはこの領域はactiveになり、OSは単一のpartition内にインストールされ起動もできました。OSのpartitionの位置については、partitionのバックアップをとって復元させれば、ドライブ内の好きな位置に移動させることができます。(ただし、partitionの位置を変えた場合には、OSのインストールDVDによるスタートアップ修復が必要)
Win95やWin98の起動ディスクがあれば最初からFDISKでプライマリ・アクティブpartitionを1つだけ作っておいて、そこにWindows 7をインストールしてもよいでしょう。


いろいろなドライブにインストールしたWindows 7を起動してみました。

@a まず、起動時間を計ってみましたが、ACARD製のANS-9010を 1 portで利用しWindows 7を起動させたところ、BIOS画面が終了してOSが起動し始めてからデスクトップが表示されるまでに12秒、マウスポインターの右上の円形の表示が消えてPCが使えるようになるまでに15秒でとても高速で驚きました。これはubuntuより速くなりました。

@b 次にJMicronチップ搭載で最も安く購入できたSilicon PowerのMLCのSSD SP032GBSSD650S25 1台でWindows 7の起動実験を行ってみたところ、BIOS画面が終了してOSが起動し始めてからデスクトップが表示されるまでに12秒、マウスポインターの右上の円形の表示が消えてPCが使えるようになるまでに16秒でANS-9010とほとんど変わらない高速でした。インストール直後だったため、もちろんプチフリはありませんでした。

@c ANS-9010を 2 ports用いてICH10Rによるstripe size 128KBでストライピングしてWindows 7を起動させたところ、BIOS画面が終了してOSが起動し始めてからデスクトップが表示されるまでに18秒、マウスポインターの右上の円形の表示が消えてPCが使えるようになるまでに22秒で、ANS-9010を 1 port用いた場合よりやや遅かったが、他のOSに比べれば充分高速であった。


A次にperformance testを行いました。ANS-9010を 1 portで利用し、Windows Experience Indexを計ってみました。

ADisk data transfer rateのscaleは7.3でした。「Windows Experience Indexは1.0〜7.9のscaleでキーとなるシステム・コンポーネンツを評価する。」と書いてあるので、ANS-9010を2 portsでRAIDとして利用した場合にこのscaleが向上するのか知りたくなり、次の実験を行いました。

BANS-9010を 2 portsで利用し、ICH10Rのon board RAID機能を利用してみました。ICH10RのチップセットドライバーはWindows 7 RC Build 7077に組み込まれており、XPでのフロッピー・ディスクやVistaでのUSBメモリーのように特別にドライバーを入れる操作をWindows 7インストール時に行わなくても、すんなりインストールが可能で、すぐにRAIDを利用することができました。RAID 0のストライピングを行い、stripe sizeはRAID 0の際にIntelの推奨する128KBとして、Windows Experience Indexを計ってみました。

BANS-9010を 2 portsでRAIDとして利用した場合にこのscaleは予想に反して7.3から5.9に落ちました。CrystalDiskMarkでベンチをとってもRAIDの場合にRandom 4KBが落ちるので、このWindows Experience Indexでは小サイズのRandom dataの転送速度を重視しているのかなと思いました。

CBase scoreの足を引っぱっているのがGraphics cardだったので、GeForce 7300GSという安くて古い物を利用しているためかと思い、これまた特価品のRADEON HD 4870で実験してみました。特価品であるため、純正のGDDR5 1TB搭載ではなくて、OEM用の特注品のGDDR4 512MB搭載のカードで1万円台で購入できました。ドライバーはWindows 7 RC搭載のドライバーで自動認識してちゃんと稼働しました。ANS-9010を2 portsで利用し、ICH10Rのon board RAID機能を利用してのWindows Experience Index測定結果です。

CWindows Aero用のGraphics scoreは3.7から5.9に向上しましたが、Gaming graphicsのscoreは逆に3.7から2.0に低下してしまいました。GeForce 7300GSはファンレスで静かなのに、RADEON HD 4870はファンが小さく高速回転であるため不快な風切り音があり、Windows Experience IndexのBase scoreも低下して気分的によくないので、購入時のバルク品の保護袋に入れて片付けてしまいました。RADEON HD 4870を用いた実験は今回のこの実験のみで、以後今後の実験はすべてGeForce 7300GSで行いました。

Dもしかしたら、ICH10Rはchipset RAIDなのでDisk data transfer rateのscaleが向上しないのかと考えて、Adaptec RAID 5805を用いてhardware RAIDでDisk data transfer rateのscaleがどうなるかを調べてみることにした。Adaptec RAID 5805のドライバーも、Bの実験の時のICH10Rのチップセットドライバーと同様に、Windows 7 RC Build 7077に組み込まれており、XPでのフロッピー・ディスクやVistaでのUSBメモリーのように特別にドライバーを入れる操作をWindows 7インストール時に行わなくてもそのままインストールが可能で、すぐにRAIDコントローラー・カードを利用することができました。インストール後のDevice Managerです。

DAdaptec RAID 5805を用いたhardware RAIDでstripe sizeは実験Bにあわせて同サイズの128KBを選択してRAID 0のarrayを組みWindows Experience Indexを計測してみました。

DAdaptec RAID 5805を用いてハードRAIDでWindows Experience IndexのDisk data transfer rateのscaleを調べてみた結果は、ICH10Rのchipset RAIDの場合と全く同じ5.9というscaleになりました。Hardware RAIDも"fake RAID"とも呼ばれるchipset RAID (≒hybrid RAID or software RAID)も結果は全く同じ5.9というscoreでした。


E今度はGavotte RamdiskをWindows 7にインストールしてみました。これは全く問題なくインストールでき、4.74GBのOS管理領域外のRAM領域を使えることもXPやVistaと同様でした。
CドライブをNTFSでformatし、DドライブをFAT32でformatし、FAT32のGavotte RamdiskをRドライブとして、1 portのANS-9010でCrystalDiskMarkの1000MBでベンチマーク測定を行ってみました。

Ea NTFS Eb FAT32 Ec Ramdisk

EWindows 7でNTFSとFAT32を比較した場合、FAT32の方がわずかに高速でした。
FAT32どうしでWinXPの結果とWindows 7の結果を比較した場合、すべてのスコアでWinXPの方がWindows 7より高速でした。最も差が大きかったのは4KBのRandom WriteでWinXPの67.23MB/sに対し、Windows 7では55.78MB/sで、WinXPの方が20.5%高速でした。
Gavotte Ramdiskの場合には、Windows 7ではWinXPでの結果に比べてかなり低く、Windows 7ではSequential Readで3342MB/s÷5116MB/s=65.3%程度に速度が落ち、Random 4KBはRead・Write共に4KB/s未満(4MB/s÷130MB/s≒3%)とHDDレベルの超低速でした。このため、IEキャッシュやTEMPフォルダーにキャッシュを移すとANS-9010単体で使ったよりも速度が落ちるので、ANS-9010をご利用の方なら、キャッシュを移動しない方がよいでしょう。
Gavotte Ramdiskは環境によってはTEMPフォルダーにキャッシュを移動させるとシステムが不安定になる場合があり、この場合はVSuite Ramdiskが安定していて4KBのRandom Writeも200MB/s出ますが、TEMPフォルダーを作成しない場合はRamPhantom7の方が高速で4KBのRandom Writeは400MB/sも出ました。

Gavotte Ramdiskをご利用方で、もう、キャッシュ場所を移動してしまった方のために、元のキャッシュ位置を書いておきます。
IEキャッシュは:
C:\Users\(login name)\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporay Internet Files
TEMPとTMPは:
%USERPROFILE%\AppData\Local\Temp


もう一つ気付いたことは、Windows 7をバックアップから復元する際のドライブの容量が6.5GBからANS-9010のECCオン時の上限の14.2GBまでの容量の時には、いかなる容量のドライブにWindows 7をバックアップからANS-9010の領域に復元しても、必ずWindows 7のOS自体が総容量から1GB引いた数値の容量でドライブ内を占拠してしまうことでした。このため、Cドライブで何か作業を行った後でCrystalDiskMarkの1000MBテストを行おうとすると、「ディスク容量が足りません。」というメッセージが出てテストができなくなるので、復元直後にしかCドライブでCrystalDiskMark1000MBテストを行えませんでした。
ちなみに、初回に14.2GBにインストールするとOSは11GBほどになり、10.5GBにインストールすると8.5GBほどになりました。
Windows 7をクリーン・インストールする際にはドライブの容量は22,299MB以上が望ましいとインストール時の画面に表示されています。

F次に、ANS-9010を2 portsとして用い、ICH10Rのchipset RAID機能を利用してstriping sizeが128KBのRAID 0のarrayを組んで、Eと同様にCrystalDiskMarkの1000MBでベンチマーク測定を行ってみました。

Fa NTFS Fb FAT32 Fc Ramdisk

FANS-9010 2 portsでRAID 0ストライピング時の結果は、ANS-9010の基礎的実験結果のページでお示ししたWindows XPでのRAID 0ストライピング時の結果とだいたい同じ結果が得られました。Gavotte Ramdiskの場合についても、C・DのそれぞれのドライブをRAIDにしただけなので、当然のことながらEcの結果とほぼ同じ結果になりました。


GANS-9010を2 portsとして用い、キャッシュ機能をオンにしたHardware RAIDとしてのAdaptec RAID 5805を用いて、striping sizeが128KBのRAID 0でストライピングを行った場合のCrystalDiskMark1000MBのベンチ測定を行ってみました。

G ANS-9010 2 ports, Adaptec RAID 5805, NTFS

GRandomのperformanceはhardware RAIDのキャッシュ機能により向上したが、4KBはこのRAID controller cardの特徴で、やや低下したが実用的に充分なレベルであり、Gavotte ramdiskのような深刻な低下ではなかった。


今回少しWindows 7を操作してみて、User interfaceは基本的にはWindows Vistaを踏襲したものという印象であった。
改善された点で最も好感が持てたのはWindows Explorer(エクスプローラ)である。
System treeが表示されてMy Computerより使いやすいWindows Explorer(エクスプローラ)はずっとプログラムの中に納められていたが、今回初めてUbuntuのように初めからタスクバーに納められていて、開いたときの表示は次の写真の通りでとても使いやすくなっていました。あいかわらずLibrariesと名前を変えてCドライブのデータ保管庫のショートカットが表示されますが、他のドライブやネットワークにもすぐにアクセスできます。 (ただし、Linuxへのネットワーク・アクセスは、Windows XPの時と違って、OS起動の度にログイン名とパスワードが求められます。)

アドレスバーもhyperlinkになっていて、最近の使いやすいWeb interface designのようになりました。
Windows Vistaではショートカットで巧みに誘導してデータをCドライブに保管させようとして、他のドライブに達するにはクリックの手間数が多かった。PC初心者でなければ、Virusなどでデータを失いたくないのとPCのperformance低下防止とバックアップの高速化のためにOSシステムとデータドライブはぜひ分離しておきたいものである。最近ノートPCが7割ものシェアがあるが、1ドライブのVistaを購入させられて、購入当初は高速であるが、使っているうちにすぐに速度が低下してきて、バックアップからの復元もできずにまた新しいノートPCが欲しくなってしまう初心者も多いと思うが、Linux以外でOSが有料の場合には、新規のPCをご購入いただくたびに、OSを売っている会社に収入が入る仕組みになっていることを考えると、あまりUser friendly interfaceとは言えなかった。
このため、Linux ubuntuやMacがシェアを伸ばしてきたが、Vistaに早く見切りを付けて昨年から宣伝を始めてWindows 7を早くも次の「XPの後継OS」に指名してstay competitiveでありたいという感じが受け取られる。


あと2点とても良くなって気に入っている点は、OSのブロードバンド回線速度がデフォルト設定のままでLinux ubuntuにせまる程に高速になってきている点と、IE8のブラウザーの表示速度が、格段に遅かったIE7のブラウザーの表示速度より大きく改善された点である。IE7で見えなくなって大変都合悪かったリンク先のURLも再度見えるように機能回復されています。
マーケット情報などのJavascriptの多いページでのGoogle Chromeの圧倒的な早さには及ばないが、Firefox3程度に高速で、初めてWindows 7のIE8を使ったときは、これがIEかととても驚きました。
Google Chrome、Firefox3、IE8の3大ブラウザーの表示速度の比較サイトがあります。
(IE7はシェアは多いかもしれないが、性能的には断然遅いので、2009年3月19日正式リリースされたIE8なら新しく3大ブラウザーに入れてもよいがIE7は3大ブラウザーには入れて欲しくはないと思いました。)

まず、ブロードバンド回線速度の話からです。

ブロードバンド スピードテストで、SSDやANS-9010を用いて私が測定したLinux ubuntuのブロードバンド回線速度はこちらのリンク先に示した通りで、私のBフレッツ・ファミリー100下り受信速度で76.2Mbps、上り送信速度で61.0Mbpsでした。
Windows 7 IE8 で測定してみました。

 ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
 http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.0
 測定時刻 2009/04/20 23:55:59
 回線種類/線路長/OS:光ファイバ/-/Windows/石川県
 サービス/ISP:Bフレッツ ファミリー100/plala
 サーバ1[N] 74.7Mbps
 サーバ2[S] 69.8Mbps
 下り受信速度: 74Mbps(74.7Mbps,9.33MByte/s)
 上り送信速度: 25Mbps(25.1Mbps,3.1MByte/s)
 診断コメント: Bフレッツ ファミリー100の下り平均速度は30Mbpsなので、あなたの速度はかなり速い方です!おめでとうございます。(下位から95-100%tile)


Bフレッツ・ファミリー100下り受信速度で74.7Mbps、上り送信速度で25.1Mbpsでした。
下り回線速度は概ねLinux ubuntuに追いついているが、何度計測しても上り回線速度は概ねLinux ubuntuの半分程度であった。

次はTCP/IP Analyzerの結果です。

 ≪ SpeedGuide.net TCP Analyzer Results ≫
 Tested on: 04.20.2009 07:32
 IP address: 222.150.xxx.xxx
 Client OS: Windows 7 Beta
 TCP options string: 0204058401010402
 MSS: 1412
 MTU: 1452
 TCP Window: 64952 (multiple of MSS)
 RWIN Scaling: 0 bits
 Unscaled RWIN : 64952
 Recommended RWINs: 64952, 129904, 259808, 519616, 1039232
 BDP limit (200ms): 2598kbps (325KBytes/s)
 BDP limit (500ms): 1039kbps (130KBytes/s)
 MTU Discovery: ON
 TTL: 103
 Timestamps: OFF >
 SACKs: ON
 IP ToS: 00000000 (0)


東京から約300km離れている金沢で、ubuntuのRWINが5888と計測されているのに高速なのはとても不思議であったが、Windows 7でもRWINが64952なのに高速である点はXPとは違うと思った。
(cf. Windows XPでは金沢にてPPPoEの場合にRWIN=259808にて回線速度が最速。)


IE7に比べて表示速度が格段に改善したIE8のUser Interface Designです。

上のIE8の外観は下のFirefox3にそっくりになりました。

MSN User Experience Teamのuser interface engineering technologyはFirefox User Experience Teamに追いつきました!
I guess they will remain competitive.